食育を始めよう。そお思ったけど、なにから始めればいいのか分からない方に向けて、食育が楽しくてしかたがない食育男子が、簡単に始められる食育の始め方と楽しさをお伝えします。この記事を読めば胸を張って食育をしていると言えるようになりますよ。
もくじ
悩むことはなにもない、今すぐ出来る事がある
食育について考え始めたあなたは、既に食育を始めているかもしれません。
というのもお父さんにも出来る食育の話で書いた通り、食育というのは食に関心を持ち家族で食卓を囲む事。これがすでに立派な食育だからです。
その中で、毎日の食卓を最高の食育の場にする方法をお伝えします。
出来ることだけでも良いので、ひとつずつ試してみてください。
簡単な食育の導入方法
1.これから何を食べるのかを伝える
食事のときどんな会話をしていますか?
朝ごはんのときなら天気の話やその日の予定の話、夜ご飯のときはその日あった出来事の話をしていることが多いのではないでしょうか。
この、食事の時間こそが食に関心を持つことが重要な食育に最高の時間なのです。
まずは料理の名前をおしえてあげること。「ぶたの生姜焼きだよ」「だいこんのお味噌汁だよ」など今から食べる料理の名前です。
できれば料理に入っている食材の名前が入っている料理名が理想的ですが、わかりやすい食材の名前が入っていない場合は、料理に使われている食材の名前をつけてあげてください。
たとえば、「にんじんとキャベツの野菜炒めだよ」など。
料理名を聞いて入っている食材がわかると、その食材の味を意識して感じながら食べてくれるようになります。
いろいろな食材の味を覚えることはとても大切なことで、正しい味覚を育てることが出来るので是非実践してみてください。
2.覚えた食材についての話をする
料理に入っている食材を覚えてきたらクイズの時間。その食材について簡単なクイズを出してあげてください。
はじめは料理に入っている食材当てクイズ。それが簡単になってきたら、食材の元の形について聞いたり、畑なのか海かなど食材が採れる場所クイズです。
それを継続していくと、毎日の食卓でクイズを出す前に自分から「カボチャがはいってる」「畑で採れるトマトだ」など教えてくれるようになってくるかもしれません。
会話の中で自然と食材の味や固さなどが出てきたらとても良いですね。
最後に上級者向けのクイズとして、旬の食材や調理法です。これは食材によっては分からないお父さんお母さんもいるかもしれませんが、そこは大人。スマホで検索してください。子供と一緒に学びましょう。
3.一緒にご飯の準備のお手伝いをする
もしかしたら、「ご飯できたよ」「早く食べなさい」などお母さんやお父さんがご飯の準備をして、なにもせず食卓に座るお子さんも多いかもしれません。
しかし、食事が何もしなくても勝手に出てくると思ってしまっては、食育の大切な目的の一つである「感謝の心」はなかなか育まれません。
出来ることだけでいいです。ご飯の準備をお手伝いさせることで、食材や生産者はもちろんですが、まずは作ってくれた人にありがとう心を持つことを教えてあげましょう。
たとえば〈おはしの準備係〉や〈お茶碗運び係〉
料理の途中での〈あじみ係〉なら喜んでやるかも。
まとめ
料理の名前を教える
食材クイズで学ぶ
ご飯の準備をして、自分にもみんなにもありがとうの心を持つ
簡単ですよね。これならできると思ってくれた方が多いと思いますが、
たったこれだけでいいの?と感じる方もいるかもしれませ。
しかし食育のスタートは
食に興味をもつ
これが何より大切で、食育の一歩。
だから、これだけでも胸を張って「私は食育してますよ」と言えるのです。
食育男子の伝えたい食育は楽しくおいしいが基本ですからね!
やる気がでたら料理をしてみよう!
さあ、子供たちの食への興味も高まってくると「作りたい!」「料理したい」との声が上がってくるのではないでしょうか。
お父さんお母さんたちは、その子供たちの欲求をそのまま叶えてあげましょう。
とはいっても子供にいきなり包丁を持たせるのは怖いし、何も知らない子供に使い方から教えるのはなかなか大変な作業です。
危険なことを教える中で、子供の為を思って叱ってしまうこともありますが、それが重なると子供の料理への興味は薄れてしまうかもしれません。
そこで楽しくおいしいを実現するためにおススメの料理。それがホットケーキ。
使う材料は
メモ
- ホットケーキミックス
- 卵
- 牛乳
みなさんご存知これだけです。この3つがあればホットケーキはできます。
ホットケーキならボウルに材料を入れて混ぜて焼くだけで完成。包丁も使わない簡単で美味しい料理の代表ですね。
ただ簡単とはいえ子供にとって初めての料理であれば、卵を割るのも牛乳の分量を量るのも初めての体験です。そこは優しく丁寧に教えてあげてください。優しくといってもお父さんお母さんが全部やってはだめですよ。失敗しても汚しちゃっても支えながらでいいので子供自身に作らせてあげてください。それが大切なんです。
あとは、出来上がったホットケーキにバターやシロップをかけて食べてもよいですが、せっかくなのでバナナやイチゴなどフルーツを飾ってみたり、ご飯ぽくするためにベーコンやサラダを添えてオリジナルのホットケーキに仕上げてください!
どおでしょう。子供は自分で作った料理を喜んでたべていますか。お父さんお母さんは子供に作ってもらう料理に幸せを感じることが出来たんじゃないでしょうか。
そんな楽しくておいしい事が立派な食育となるのです。簡単だと思いませんか?
だから、食育をするために深く考える必要はないのです。やろうと思ったときにすぐに出来ることもたくさんあります。どうか、肩を張らずに気軽な気持ちで食育を始めてみてください。
きっと楽しい会話と美味しいご飯に出逢えます。